精神科訪問看護とは~VISITING CARE~

住み慣れた地域で
“自分らしく生きる”をサポート

ねこのて訪問看護ステーションは、在宅支援診療所である、たかぎクリニックと共同し精神疾患・障害のある方への支援を主として行っています。

24時間・365日、医療と福祉の両側面で、多職種による支援を訪問によって提供します。即時性と柔軟性を大切にしています。こうした支援では、チーム内・他機関との細やかな情報共有を通した連携が重要となります。そのため、ミーティング、ケースカンファレンス、組織全体でのミーティングにも力を入れています。

また、訪問看護業務だけではなく、福祉的な視点、多様な資源に関する知識やケースマネジメントの能力が必要となることも多く、研修会や事業所内の勉強会にも積極的に取り組んでいます。近年では、『Open dialogues』、『Anticipation dialogues』などの研修への参加や、研修企画も行っています。

スタッフの役割

利用者のなかには、これまでの体験から、精神科医療への不信感をもっていたり、人間不信におちいったりしている方も多くおられます。疾患・障害の重症度が高ければ高いほど、使える資源は少なく、頻回な入院をせざるを得ない状況にあるだけでなく、支えるご家族の負担も高い状況です。強制入院や隔離処遇がくり返されてしまうと、退院後の訪問支援をしづらくなってしまうことも少なくありません。

ゆっくり関係性を構築し、これからの人生をともに見つめ、時には人生の揺れに付き添い、より良い人生を送ることを支えるために、リカバリー志向で利用者中心のケースマネジメントをおこないます。