Assertive Community Treatmentの頭文字でACT(アクト)と呼ばれ、
「包括型地域生活支援プログラム」と訳されています。

長期にわたる重い精神疾患・障害のある方が、できるだけ質が高く、安定し、自立した地域生活を送り、
リカバリー(その人がその人らしくその人の望む人生を送る:回復)をめざせるよう
支援するためのプログラムです。

ACTプログラムの特徴

特徴は、①多職種チーム※、②生活の現場におもむくこと、③24時間・365日、④利用者中心の総合的支援です。
また、利用者だけではなく、ご家族が安心して質の高い生活を送れるよう支援することも含みます。

※医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士(公認心理士)などの多職種チームで在宅支援を行います。

文献紹介

  • ACT入門:精神障害者のための包括型地域生活支援プログラム,西尾雅明著,金剛出版,2004.
  • ACT-Kの挑戦:ACTがひらく精神医療・福祉の未来,高木俊介,批評社,2008.
  • 精神障がい者地域包括ケアのすすめ:ACT-Kの挑戦<実践編>,高木俊介監修,批評社,2013.
  • 精神看護学実習ポケットブック:第2版,野中浩幸・心光世津子・乾富士男,精神看護出版,2019.
  • オープンダイアローグ,ヤーコ・セイックラ/トム・アーンキル著,高木俊介・岡田愛訳,日本評論社,2016.